micro:bitとキットでマイコン制御:アクティブブザーを鳴らしてみよう。

2025年4月8日

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「アクティブブザーを鳴らしてみよう。」では、シールド経由でmicro:bitに接続したアクティブブザーを「Microsoft MakeCode for micro:bit」(以下 MakeCode)で1秒間隔で鳴らしたり、止めたりするプログラムを作成します。



はじめに

「micro:bitとキットでマイコン制御」では、micro:bit V2(以下 micro:bit)と市販のセンサーキットの「KEYESTUDIO 37センサースターターキット micro:bit V2付」(以下 キット)を使ってマイコン制御の基本を実習します。


microbitプログラミングを10代から大人まで簡単に学習することができ、子供たちのSTEM学習にも適した製品です。


実習はkeyestudio.comが投稿しているwiki(KS0361(KS0365) keyestudio 37 in 1 Starter Kit for BBC micro:bit)を二次利用して行います。


ライセンス

図やソースコード(ブロック)等、すべての内容はCC BY-SA 4.0ライセンスに従います。

実習準備

実習に必要な機器とキットの部品を準備します。

機器

「micro:bitとキットでマイコン制御:micro:bitをMakeCodeで使ってみよう。」記事で書きましたmicro:bitと、MakeCodeをインストールしたWindows11搭載のパソコンを準備します。


部品

アクティブブザー(電磁ブザー)はコイルに誘導した電流を利用し、内部の振動板で音を出す仕組みになっているため、電圧を加えるだけで音がなります。

アクティブブザーを、Micro bit Sensor Shield V2(以下 シールド)にワイヤーで接続して使います。

▶️アクティブブザーモジュール

アクティブブザーモジュールには3本のピンが用意されており、「Gまたは-」ピンはシールドのグランド(GND)に、「Vまたは+」ピンはシールドの電源(VCC 3.3-5V)に、Sピンにはシールドの信号を接続します。

SピンをHighレベルまたはLowレベルに設定することで、ブザーを鳴らしたり、止めたりすることができます。



▶️ジャンパーワイヤー(メスーメス) 20cm

40本が一束になっていますので、接続する本数だけ分けて使います。


配線

配線のためのジャンパーワイヤーは、必要な本数を分けてください。

配線するときは、micro;bitのUSBケーブルを取り外して行ってください。

配線図

アクティブブザーモジュールとシールドをジャンパーワイヤーで接続します。




配線リスト


アクティブブザーモジュールシールド備 考
Gまたは-ピンG-9ピン
Vまたは+ピンV1-8ピン
SピンS-7ピン



プロジェクト

「アクティブブザーを鳴らしてみよう。」は、シールドに接続したアクティブブザーを1000ms(1秒)間隔で鳴らしたり、止めたりするプロジェクトです。

言葉によるの流れの説明

作成したプログラムの流れを言葉で示します。

手 順説 明
1micro:bitのLEDディスプレイを非表示にします。
2アクティブブザーを鳴らすため、アクティブブザーモジュールのSピンに接続したmicro:bitのP7端子を、Highレベル(5V)に設定します。
3鳴っている状態を保持するため、1000ms(1秒)待ちます。
4アクティブブザーを止めるため、アクティブブザーモジュールのSピンに接続したmicro:bitのP7端子を、Lowレベル(0V)に設定します。
5止っている状態を保持するため、1000ms(1秒)待ちます。
6手順2に戻り、手順3~6を繰り返し実行します。


Highレベルの電圧は、シールドの電圧選択により変わります。実習ではV1を5V 、V2を3.3Vに設定しています。


図(フローチャート)による流れの説明

流れを図(フローチャート)で示します。


プロジェクトの作成

配線したmicro:bitにUSBケーブルを取り付け、MakeCodeを起動します。

「新しいプロジェクト」をクリックして、プロジェクト(mb005-ActiveBuzzer)を作成します。

keyestudioより「microbit-Project-16_-Make-a-Sound.hex」として、完成版が公開されていますのでご利用ください。

プロジェクトの作成手順やブロックの配置方法については、こちらを参考にしてください。


プロジェクトをmicro:bitへ転送

作成したプロジェクトをmicro:bitに転送して、実行できるようにします。

転送方法はこちらを参考にしてください。


コピーが完了すると、プログラムが起動し、アクティブブザーが1000ms(1秒)間隔で鳴ったり、止んだりします。



まとめ

シールドに接続したアクティブブザーを1000ms(1秒)間隔で鳴らしたり、止めたりするプロジェクトをMakeCodeで作成し、実際にアクティブブザーが鳴ったり止んだりしました。