micro:bitとkeyestudioでマイコン制御:振動センサーで衝撃や振動を検知してみよう。

2025年6月17日

【 当サイトには広告リンクが含まれています。 】

「振動センサーで衝撃や振動を検知してみよう。」では、シールド経由でmicro:bitに接続した振動センサー(801S)で、衝撃や振動を検知し、LEDマトリックスのアイコン表示が変化するプログラムを、MakeCodeを使って作成します。



はじめに

「micro:bitとキットでマイコン制御」では、micro:bit V2(以下 micro:bit)と市販のセンサーキットの「KEYESTUDIO 37センサースターターキット micro:bit V2付」(以下 キット)を使ってマイコン制御の基本を実習します。


microbitプログラミングを10代から大人まで簡単に学習することができ、子供たちのSTEM学習にも適した製品です。


実習はkeyestudio.comが投稿しているwiki(KS0361(KS0365) keyestudio 37 in 1 Starter Kit for BBC micro:bit)を二次利用して行います。


ライセンス

図やソースコード(ブロック)等、すべての内容はCC BY-SA 4.0ライセンスに従います。

実習準備

実習に必要な機器とキットの部品を準備します。

機器

「micro:bitとキットでマイコン制御:micro:bitをMakeCodeで使ってみよう。」記事で書きましたmicro:bitと、MakeCodeをインストールしたWindows11搭載のパソコンを準備します。


部品

振動センサーを、Micro bit Sensor Shield V2(以下 シールド)にワイヤーで接続して使います。

▶️振動センサー モジュール

振動センサー モジュールは、特殊なバネに固定された金属球を1つの極とし、それに囲まれたもう1つの極をもう1つの極とする801Sセンサーを使っています。

振動が、ある振幅に達すると、2つの極が接続され、センサーのデジタル出力がLowになり、離れると、Highになります。

デジタル出力は、DOピンに接続されているシールドの信号ピンにデジタル電圧として出力され、2つの極が接続されると、Lowになります。

センサーのポテンショメータを回して感度を調整することができます。



▶️ジャンパーワイヤー(メスーメス) 20cm

40本が一束になっていますので、接続する本数だけ分けて使います。



配線

配線のためのジャンパーワイヤーは、必要な本数を分けてください。

配線するときは、micro;bitのUSBケーブルを取り外して行ってください。

配線図

振動センサー モジュールとシールドをジャンパーワイヤーで接続します。



配線リスト


振動センサー モジュールシールド備 考
GNDG-2ピン
VCCV1-1ピン
DOS-0ピン


プロジェクト

「振動センサーで衝撃や振動を検知してみよう。」は、シールドに接続した振動センサー(801S)で、衝撃や振動を検知し、衝撃や振動の状態により、LEDマトリックスに大きいハートアイコンまたは小さいハートアイコンを表示させるプロジェクトです。

プロジェクトの作成

配線したmicro:bitにUSBケーブルを取り付け、MakeCodeを起動します。

「新しいプロジェクト」をクリックして、プロジェクト(mb036-LightControlledByVibration)を作成します。

プロジェクトはダウンロードしたKEYESTUDIO 37のマニュアルの「2.Makecode Tutorial -  Makecode - Project 46_Light Controlled By Vibration」を参考にしています。

プロジェクトの作成手順やブロックの配置方法については、こちらを参考にしてください。


プロジェクトをmicro:bitへ転送

作成したプロジェクトをmicro:bitに転送して、実行できるようにします。

転送方法はこちらを参考にしてください。


コピーが完了すると、プログラムが起動し、振動センサーに振動を加えると、衝撃や振動の状態により、LEDマトリックスに大きいハートアイコンまたは小さいハートアイコンが表示されます。




まとめ

シールドに接続した振動センサー(801S)で、衝撃や振動を検知し、衝撃や振動の状態により、LEDマトリックスに大きいハートアイコンまたは小さいハートアイコンが表示されるプロジェクトをMakeCodeで作成しました。