「PIRモーションセンサーでLEDマトリックスにハートのアイコンを表示させてみよう。」では、シールド経由でmicro:bitに接続したPIRモーションセンサーの前で体（手）を動かすと、 LEDマトリックスにハートのアイコンを表示させるプログラムを、MakeCodeを使って作成します。
はじめに
「micro:bitとキットでマイコン制御」では、micro:bit V2（以下 micro:bit）と市販のセンサーキットの「KEYESTUDIO 37センサースターターキット micro:bit V2付」（以下 キット）を使ってマイコン制御の基本を実習します。
実習はkeyestudio.comが投稿しているwiki（KS0361(KS0365) keyestudio 37 in 1 Starter Kit for BBC micro:bit）を二次利用して行います。
ライセンス
図やソースコード（ブロック）等、すべての内容はCC BY-SA 4.0ライセンスに従います。
実習準備
実習に必要な機器とキットの部品を準備します。
機器
「micro:bitとキットでマイコン制御：micro:bitをMakeCodeで使ってみよう。」記事で書きましたmicro:bitと、MakeCodeをインストールしたWindows11搭載のパソコンを準備します。
部品
PIRモーションセンサーを、Micro bit Sensor Shield V2（以下 シールド）にワイヤーで接続して使います。
▶️PIRモーションセンサー（受動型赤外線モーションセンサー）
PIRモーションセンサー（受動型赤外線モーションセンサー）は、近くにいる人間や動物などの物体が放出する赤外線を検知します。
検知できるのは動いている物体の赤外線のみで、静止している物体の赤外線は検知できません。
動いている物体の赤外線を検知すると、センサーの信号端子はHighレベルを出力し、検知しない場合はLowレベルを出力します。
検知距離は最大3mです。
▶️ジャンパーワイヤー（メスーメス） 20cm
40本が一束になっていますので、接続する本数だけ分けて使います。
配線
配線のためのジャンパーワイヤーは、必要な本数を分けてください。
配線するときは、micro;bitのUSBケーブルを取り外して行ってください。
配線図
PIRモーションセンサーとシールドをジャンパーワイヤーで接続します。
配線リスト
| PIRモーションセンサー | シールド | 備 考 |
| Gまたは－ピン | G-2ピン | |
| Vまたは＋ピン | V1-1ピン | |
| Sピン | S-0ピン |
プロジェクト
「PIRモーションセンサーでLEDマトリックスにハートのアイコンを表示させてみよう。」では、シールド経由でmicro:bitに接続したPIRモーションセンサーの前で体（手）を動かすと、 LEDマトリックスにハートのアイコンを表示させるプロジェクトです。
プロジェクトの作成
配線したmicro:bitにUSBケーブルを取り付け、MakeCodeを起動します。
「新しいプロジェクト」をクリックして、プロジェクト（mb016-SomeoneComes）を作成します。
プロジェクトはmb011-CapacitiveTouchSensortと同一です。
ダウンロードしたKEYESTUDIO 37のマニュアルの「2.Makecode Tutorial - Project 27_Someone Comes」は不具合のため参考にできません。
プロジェクトの作成手順やブロックの配置方法については、こちらを参考にしてください。
プロジェクトをmicro:bitへ転送
作成したプロジェクトをmicro:bitに転送して、実行できるようにします。
転送方法はこちらを参考にしてください。
コピーが完了すると、プログラムが起動し、PIRモーションセンサーの前で体（手）を動かすと、 LEDマトリックスに大きいハートアイコンが表示され、体（手）を止めると小さいハートアイコンが表示されます。
まとめ
シールド接続したPIRモーションセンサーの前で体（手）を動かすと、 LEDマトリックスに大きいハートアイコンを表示させ、体（手）を止めると小さいハートアイコンを表示させるプロジェクトをMakeCodeで作成しました。